誰かと約束しなくても
行ける場所がひとつある
仕事が終わったあと。予定のない休日。少し体を動かしたいけれど、誰かを誘って予定を合わせるほどでもない。そんな日ってあると思います。ボルダリングは、一人でも始められます。一人でいられるけれど、完全に一人ではない。リッジラインには、そんな時間があります。


一人で行っても
浮かないだろうか
初めて行く場所で気になるのは、ボルダリングそのものだけではないと思います。「常連さんばかりだったらどうしよう」「グループばかりだったら入りづらそう」「一人で黙っていたら、変に思われないかな」。そんなことが気になって、一歩目が少し重くなることもあります。
実際、リッジラインにも顔なじみ同士で話している人はいます。にぎやかな時間もあります。でも、その輪に入らなければいけないわけではありません。
一人で来て、自分の課題を黙々と登っている方もいます。登ったあとに椅子で休んでいる方もいます。ほかの人の登りを見ながら、次に登る課題を考えている方もいます。
挨拶だけして帰る日があってもいい。誰とも話さず、自分の課題だけ登る日があってもいい。どう過ごすかは、その日の自分で決めて大丈夫です。

一人で来ても
壁の前では けっこう忙しい
初めての日は、スタッフがボルダリングのルールや注意点を説明します。説明が終わったら、まずは登りやすい課題から少しずつ挑戦します。それぞれのペースで、難しい課題にも挑戦します。
途中で落ちたら、一度マットの外へ出て、壁を見る。「あそこに足を置けばよかったかな」と考える。ほかの人が同じ課題を登っていたら、ちょっと見てみる。それから、もう一度やってみる。
ボルダリングをしていると、意外とやることがあります。誰かと話さなくても、それほど手持ち無沙汰にはなりません。一人で自分のペースで遊べる。これはボルダリングのいいところだと思います。

でも ときどき
自然に会話が始まります
一人でできるスポーツですが、人との接点がまったくないわけでもありません。同じ課題をやっていると、「ここ、難しいですね」「その足、どこに置きました?」。そんな一言から話が始まることがあります。
誰かが登っているときに「ガンバ」と声がかかったり、登れたときに「ナイス」と声が聞こえたりすることもあります。
名前を聞くところから始めなくても大丈夫です。年齢や仕事を説明する必要もありません。最初に共通しているのは、「あの課題を登りたい」。それだけです。一言話したあと、それぞれまた自分の課題へ戻る。そんな関わり方もあります。

無理に仲良く
ならなくてもいい
「人とのつながり」と聞くと、新しい友達を作ったり、グループに入ったりすることを想像するかもしれません。でも、リッジラインで考えている「つながり」は、もう少しゆるいものです。
いつも見かける人がいる。顔を合わせたら挨拶する。前に同じ課題をやっていた人と、また会う。それくらいでも、その場所は少しずつ知らない場所ではなくなっていきます。
最初から人間関係を作ろうとしなくて大丈夫です。まずは、「どんな雰囲気の場所かわかった」。それだけでも、次に来るときは少し気楽になります。何度か来ているうちに、「この前の課題、まだ残ってるかな」と、壁のほうが先になじみのあるものになることもあります。

「知っている顔」が
少しずつ増えていくこともあります
何度か同じ時間帯に来ていると、よく見かける人が出てきます。最初は話したことがなくても、そのうち軽く挨拶をするようになる。同じ課題で何度も苦戦しているうちに、少し話すようになる。気づけば、登れたときに一緒に喜んでもらえるようになる。そんなこともあります。
もちろん、必ず誰かと仲良くなるわけではありません。それを目的にする必要もありません。
でも、大人になってから、仕事でもなく、家族でもなく、学校でもない場所で、何度か同じ人と顔を合わせる。そういう関係は意外と少ないものです。名前を知らない時期も含めて、なんとなく知っている人がいる。そのくらいの距離が心地いいこともあります。
「常連さんが、みなさんいい人。From our climbers
広くて居心地がいい」
通ってくださっている方から聞く言葉です。一人で黙々と登る人も、同じ課題を見て一言だけ交わす人も、休憩スペースで話す人もいます。それぞれの過ごし方が、同じ店内にあります。

職場でも 家でもない場所
大人になると、過ごす場所がだんだん決まってきます。仕事へ行って、家へ帰る。休みの日は買い物をして、また家へ帰る。もちろん、それが悪いわけではありません。
でも、そのどちらでもない場所がひとつあると、少し生活が変わることがあります。仕事上の役割もない。家の中での役割もない。ただ、自分が登りたいから登りに来る。
誰かと話す日もあれば、話さない日もある。今日は調子がいい。今日は全然登れない。それくらいのことを考えながら過ごす時間です。リッジラインが、そんなふうに立ち寄れる場所になればいいと思っています。

ずっと登っていなくても
大丈夫です
ジムという名前がついていると、「来たからには、ずっと運動していないといけない」と思うかもしれません。でも、そんなことはありません。
一本登って、休む。誰かの登りを見る。椅子に座って飲み物を飲む。また登りたくなったら立ち上がる。
リッジラインには、壁だけでなく休憩できるスペースもあります。冬には、こたつを出しています。登ることだけに集中する日があってもいいですし、登っている時間より話している時間のほうが長い日があってもいい。その日の過ごし方で大丈夫です。

今日は仕事でたくさん話したから、静かに登りたい。そんな日は、一人で壁に向かう。今日は少し誰かと話したい。そんな日は、同じ課題をやっている人と言葉を交わすこともある。以前話した人に会っても、今日は挨拶だけ。それでも大丈夫です。人との距離は、その日によって変わっていい。
こんな方にも
来てもらえたらと思っています
「友達を作りに行こう」と思わなくて大丈夫です。まずは自分が登るために来てください。
一人で何か新しいことを始めたい
誰かと予定を合わせず 自分の時間で動きたい
職場と家以外にも 行ける場所がひとつほしい
一人で過ごすのは好きだけれど ずっと一人なのは少し寂しい
新しい人間関係を作るために頑張るのは疲れる
最近 仕事と家の往復ばかりになっている
一人で行く前に
気になること
本当に一人で行っても大丈夫ですか?
大丈夫です。一人で来て、自分のペースで登っている方もいます。初めての方には、最初に施設の使い方やルールを案内しますので、何をすればいいか分からないまま放っておかれることもありません。説明が終わったら、自分のペースで登ってみてください。
常連さんばかりだったら浮きませんか?
顔なじみ同士で話していることはあります。でも、その輪に入る必要はありません。自分で登りたい課題を選んで、疲れたら休む。分からないことがあればスタッフに聞く。それだけでも過ごせます。
登れないところを見られるのが恥ずかしいです
最初から全部登れる人はいません。今すいすい登っている人にも、登れなかった時期があります。ボルダリングでは、難しい課題になるほど何度も失敗します。落ちて、考えて、またやってみる。それ自体が普通のことです。
あまり人と話したくない日でも大丈夫ですか?
大丈夫です。必要な案内や安全のための声かけ以外は、自分のペースで過ごしていただけます。誰かと無理に合わせる必要はありません。
逆に、人と話すきっかけはありますか?
同じ課題をやっていると、自然に言葉を交わすことがあります。ただ、無理に会話をしなくても大丈夫です。話したいときに話す。登りたいときは登る。それくらいで大丈夫です。

誰かと約束しなくても
今日はここへ行こうと思える場所に
何かしたいけれど、誰かを誘うほどではない。家に帰るには、まだ少し早い。今日はちょっと体を動かしたい。そんな日に、「じゃあ、リッジラインに行こう」と思い出してもらえる場所になれたらいいと思っています。
一人で来ても大丈夫です。誰かと話さなくても大丈夫です。そこから自然に知っている顔が増えていくこともあります。どちらでも構いません。まずは、自分のために一本登りに来てください。
通常利用は予約不要です。初めての方には、最初にルールや登り方を案内します。シューズとチョークもレンタルできますので、動きやすい服装と靴下があれば始められます。

