筋トレは続かなかったのに、ボルダリングは続く人がいるのはなぜか

筋トレは続かなかったのに、ボルダリングは続く人がいるのはなぜか

「筋トレ、何回か始めたんですけど、毎回続かなくて」

リッジラインの受付で、わりとよく聞く言葉です。自分は運動に向いていない、意志が弱い、という前置きがつくこともあります。

でも、続かなかった理由は意志の強さではなく、運動の進み方が合っていなかっただけかもしれません。筋トレとボルダリングは、同じように体を動かすことでも、続くための仕組みがずいぶん違います。

回数を数える運動と、課題を解く運動

筋トレは、その日にどれだけやるかを自分で決める運動です。10回を3セットと決めれば、それが今日の目標になりますが、決めているのが自分である以上、やめる判断も自分でできてしまいます。疲れている、時間がない、明日にしよう。そう思ったところで、誰にも止められませんし、それで困る人もいません。

その点、ボルダリングは目標が自分の外側にあります。壁に課題があって、登れたか登れなかったかがその場ではっきり分かるので、なんとなく終わらせることができません。

しかも、登れなかった課題は次に来たときもそこにあります。「あの課題、次はどう登ろう」と考えたまま帰ることになるので、それがそのまま次に来る理由になります。実際、長く続けている方に理由を聞くと、健康のためというより、前回できなかった一手が気になって、という話のほうがよく出てきます。

毎回、同じ動きの繰り返しにはなりません

筋トレが合わなかったという方の話を聞いていると、「きつかった」より「飽きた」という理由のほうがよく出てきます。同じ動作を決めた回数だけ繰り返すやり方は、淡々と続けられる方もいる一方で、単調さが先に来てしまう方もいます。

ボルダリングの場合は、課題ごとに動きが変わります。ホールドの位置が違えば持ち方も足を置く順番も変わりますし、腕を大きく伸ばして届かせる課題もあれば、体を壁へ寄せて小さく動く課題もあります。

そして、たいていは一度で登れません。どこで手が止まったのか、足をどこに置けばよかったのかを考えてもう一度試し、それでも駄目ならまた別の登り方を試すことになります。このうまくいかない理由を考えて試している時間が、ボルダリングのいちばん面白いところだと思います。体を鍛えるというより、目の前の課題を攻略している感覚に近いです。

リッジラインには、易しいものから難しいものまで難易度別に課題があります。一つ登れたら次の課題へ移っていくので、同じ動きだけを続けることにはなりません。

休んでいる間も、次の一手を考えています

筋トレのインターバルは、次のセットまで待つ時間で、早く終わってほしい時間でもあります。ボルダリングの休憩はそれとは少し性質が違っていて、店内の休憩スペースに座って壁を見ながら、次の登り方を考える時間になります。

さっきはどこで手が止まったか、足をもう一段上げたらどうか、ほかの人は同じ課題をどう登っているか。座っている間も頭は次の一手に向かっているので、腕を休ませながら考えを進めることができて、次の一回で登り方が変わることがあります。

全身を使いますが、力任せではありません

ボルダリングは腕の力で登るものと思われがちですが、実際に登った後で一番疲れを感じるのも腕なので、そこは想像のとおりだと思います。

ただ、腕だけで体を引き上げているわけではありません。手を高い位置へ伸ばし、足を置いて膝を伸ばし、壁に対して体を横へ向けるというように、日常ではあまりしない方向へ腕、脚、背中、お腹まわりを使います。

足の位置が決まらないまま腕で引きつけようとするとすぐに握力がなくなりますが、足で立てるようになると同じ課題でも進み方が変わります。力の強さより、どこに足を置くかを考えることのほうが、登れるかどうかを左右する場面は多いです。

体の変化の感じ方には個人差がありますし、続け方や休養、食事によっても変わります。ただ、目の前の課題を登ろうとしているうちに全身を使っているという運動の仕方は、回数を数えるのが苦手だった方に合うことがあると思います。

続けるかどうかを、最初に決めなくていい

筋トレが続かなかった経験があると、また途中でやめるかもしれないと考えて、始めること自体をためらいがちです。

リッジラインは予約が要りませんし、利用料金は1時間、2時間、終日から選べます。平日は13時から22時まで営業しているので仕事帰りに1時間だけという使い方もできますし、必要な方にはシューズとチョークのレンタルもあるので、道具を先にそろえてから始める必要もありません。

初めての方は、会員登録とルール説明の動画のあと、スタッフがそばに付いて登りやすい課題から始めます。ホールドの見分け方、登っている人の下に入らないこと、安全な降り方といった大切なところは、実際に登りながら一緒に確認していきます。

服装や持ち物、一人での利用について先に知っておきたい方は、富山で初めてのボルダリング|服装・持ち物・一人利用の不安を解説もご覧ください。

来月も通うかどうかを、今日決める必要はありません。まず一度登ってみて、気になる課題が一つ見つかったら、そのときにまた来ればいいと思います。

体を動かす習慣を、もう一度考えたい方へ

回数や頻度を先に決めるやり方が合わなかった方へ向けて、リッジラインの新しいサイトでは、全身をどう使うのか、体を動かす習慣をどう生活に置くのかをご紹介しています。


回数を決めない運動の続け方が読めます
体の変化を感じたい|全身を使うボルダリングという運動
腕、脚、背中、お腹まわりをどう使うのか。体を動かす習慣を生活に置く考え方をご紹介しています。
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実際に一度試してみたい方は、当日の営業時間と料金を公式サイトでご確認ください。